アメリカで私に起きたこと Vol.5「俺は〇〇じゃない!」

前回の続きより

 MOTELから出たときには

出勤時間はとっくに過ぎていました。

もう、出勤なんかどうでもいい気分です!

朝から何やねん!

なんで俺が銃を突きつけられなアカンねん!

ホンマにこの国おかしいわ!

滅茶苦茶な国やな!

私は文句を言いながら、重たいキャリーを引きずって歩いていました。

そして、10分ほど歩いた頃です。

ドカーン!!!

私めがけて車が突っ込んできました!

あと30センチほどで直撃です!

車が事故を起こしたんだと思いました。

歩道と車道の段差が、かなりあるところを乗り上げてくるわけですから。

私は運転手を見ました。

すると、先ほどのMOTELの男性が運転席しています。

私は?????

どういうことぉ?

しかも彼がすっごい笑顔で話しかけてくるんです。

轢かれそうに感じた私には意味が分かりません。

しばらくの間、彼の話しに耳を傾けます。

彼の言葉を聞いているうちに

どうやら

「さっきは悪かった」

「時間を取らせてしまったから車で送ってやる」

てきなことを言っているようです。

私は急いでいたので誘いに応じ、車に乗り込みました。

しばらくすると彼が

「お前いい体をしているな」

「トレーニングしてるのか?」

みたいなことを聞いてきました。

私は、「何もしていない」と答えるだけです。

しばらくすると

また同じような質問をしてきます。

その時「あれっ!?」と思いました。

彼が運転しながら私の胸筋や腹筋を触っているのです。

「嫌な予感がするなぁ 」

と思った次の瞬間

彼の手が私の大事なところを触りだしました!

こいつ ホモや !!!

俺はホモじゃない!

どうしよ!

私は

「ザッツ、ゴール!!!」

「ザッツ、ゴール!!!」

「ザッツ、ゴール!!!」

(この英語恥ずかしぃ)

と叫びながら、サイドブレーキを思いっきり引いてやりました!

キーーー!!

というスキール音と共に車はスリップ。

ゴン!!

彼はフロントガラスに頭をぶつけています。

痛がっている隙に私は逃げました。

————————-

アメリカに来て、まだ2~3日しか経っていないのに

これだけのことって起こりますか!?

日本では普通の人が普通に生活をしていて

こんなことあり得ないですよね。

この頃には「アメリカってこんな国なんだ」

と思うようになり、私は少し慣れ始めていました。

怖い反面、スリルの有る毎日に

自分を客観的に見つめる、もう一人の自分が居て

面白がっているのに気づき始めていました。(笑)

このアメリカの物語は、まだまだ続きます。

また、時間を見つけて続編を書いていこうと思います。

長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。

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