前回の続きより。
慣れない異国の地で
慣れない奴らと仕事をしたことで
かなり疲れました。
さて、今日の夜はどうすればいいのか
考えていました。
食事は?
宿は?
そもそもお金を持ってないけど!?
しばらくすると社長がやってきました。
「お前、カードの1枚くらい持ってるやろ!」
「宿くらい自分で探せ!」
「じゃあな!」
どこかへ行ってしまいました。
どこかへ行ってくれたほうが気は楽です。(笑)
しかし、どないしろ言うねんこの俺に!
英語話されへんのに!
無茶苦茶やな!
すると、通訳係のEさんが心配そうにそばに来て声をかけてくれるのですが
何を言っているのか・・・
(通訳になってません:笑)
Eさんが、私に手招きをしています。
どうやら、車に乗れと言っているようです。
私は「何処へ行くのかな?」と思いながら車に乗り込みました。
到着したところは、古びた住宅が並ぶ一角でした。
Eさんは家の玄関を開け、私に手招きして家の中に入るようジェスチャーしています。
「あぁ~、ここはEさんの自宅なんだ」
中に入ると奥さんらしき人が出てきて、笑顔で料理を振舞ってくれました。
私はのん気に
「今日はここへ泊るんだな」
と思っていました。
しばらくすると、Eさんが手招きします。
また車に乗るようです。
着いたところはモーテル
日本でいうところの宿泊施設でした。
しかし、Eさんは私を車内で待たせます。
そしてEさんは、また車を走らせます。
今度もモーテルです。
どうやら、空き部屋を探しているようです。
何件かモーテルを訪ね、やっと空き部屋が見つかりました。
するとEさんは笑顔で去ってゆきました。
私
「えっ!?」
「手続きは一緒にしてくれないの!?」
「不安やけど・・・」
仕方ないのでフロントで受付をしようとするのですが
何を言っているのかさっぱり分かりません。
受付の女性は、私に対して呆れた態度を隠そうともしません。
あからさまなその態度は、まるで私に
「あなた、何をしに来たのよ!」
「何か言いなさいよ!」
とでも言っているようです。
私は紙とペンを取り出し、単語を口にしながら
身振り手振りで伝えようとしました。
他の人が見ていたら、かなり滑稽な光景だと自分で思いました。(笑)
だって、紙にベッドの絵をかいて
私は両手を合わせて耳の横に持って行き
頭を両手の方へ傾け
スリープ!
スリープ!
と叫んでいたからです。(笑)
すると受付の女性は
無表情で「OK~!OK~!」
と言って部屋の鍵を渡してくれました。
モーテルに泊まるのに1時間ほどかかり
一気に疲れました。
部屋に入りましたが何とも陰気くさい部屋です。
ドアのカギは壊れかけています。
今にも外れそうです。
貴重品を備え付けの鍵付きの金庫みたいなところへ
入れようとしましたが、カギが付いていませんでした。
仕方なく、受付で預かってもらおうと頼みに行きますが
意味を全く理解してもらえません!
相手の表情や身振り手振りと
少しだけ聞き取れる言葉から
「あなたの部屋にもあるでしょ!」
と言っているようです。
そのカギが無いからフロントで預かってくれと
伝えたいのですが、理解してもらえません。
「なんで分からんねん!」と
だんだん腹が立って来ました。
私はフロントの後ろの金庫を指さし
「マイバッグ」
「in」
「マイバッグ」
「in」
「マイバッグ」
「in」
と叫び続けました。
(これ、書いてて恥ずかしいです:笑)
やっと理解したようで、私のバッグを金庫に入れ
私の方を見て
「OK~~~↗?」
私
「サンキュー!」
疲れるわ!
バッグを預かってもらうだけで
なんでこんなに時間かかるねん!
ベッドに寝転ぶや否や、眠ってしまいました。
このアメリカの物語は、まだまだ続きます。
また、時間を見つけて続編を書いていこうと思います。
長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。
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